地域がん診療連携拠点病院
2006年6月「がん対策基本法」が成立し、全国どこでも質の高いがん医療を提供できるよう、がん医療の均てん化を目指し、「がん診療連携拠点病院」が指定されました。
当院は「地域がん診療連携拠点病院」に2008年8月に認定されました。2014年4月から「がん診療連携拠点病院」であるための指定要件が強化され、さらなる質の向上が必要とされています。
「全国がん登録」と「院内がん登録」
2013年12月「がん登録等の推進に関する法律」が成立しました。これは、全国の病院又は指定された診療所にがん患者の罹患状況や治療内容などの情報提供を義務づけ、国がデータベースに記録することで、がんの治療や予防に活用するものです。
この法律では、がん登録は以下の2種類に分類されています。
- 全国がん登録
国が国内のがんの罹患状況、診療、転帰等に関する情報をデータベースに記録、保存する。この情報は、国や都道府県等が、国民への情報提供やがん対策医療などに活用する。 - 院内がん登録
がん医療の状況を的確に把握するために、自院で診療が行われたがんの罹患、診療、転帰等に関する詳細な情報を病院が記録、保存する。
国は「全国がん登録」と「院内がん登録」のデータを利用し、がん対策の充実を図るとしています。当院では2008年より、国立がん研究センターがん対策情報センターの研修を受講した診療情報管理士が院内がん登録をおこなっております。なお、個人情報につきましては、法令並びに新潟市個人情報保護に関する法律施行条例に基づき適正に管理しています。
当院の「院内がん登録」の概要
院内がん登録全国収集データの二次利用について
当院実施のクリニカルパス
※当院で治療を行っていないがん(希少がんを含む)については、県立がんセンター新潟病院などへ紹介しています。
当院は、癌研有明病院の医療連携施設となっております。詳しくは、こちらの「公益財団法人 がん研究会(外部リンク)」をご覧ください。