当院は、地域の高度急性期医療を担う病院として、地域の医療機関と深く連携を結び、相互が機能を発揮する【地域完結型医療】を目指しています。これは、地域医療を病院と診療所やクリニック等で役割分担をして【かかりつけ医】を支援し、精密検査や入院加療が必要な場合には、地域医療支援病院が担うというものです。
地域の医療機関
- 療養型病床群:介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設
- 療養病床・一般病床群:介護療養型医療施設・慢性期病院・急性期病院
- 特定機能病院(専門病院):大学附属病院など
- 診療所:かかりつけ医として地域の外来診療を担当
- これらの地域医療機関が、お互いに協力しながら連携をして、患者さんの治療を行います。
医療連携による患者さんのメリット
- 各医療機関が役割を分担することで、あなたにとって必要でかつ良質な医療(検査・治療)が受けられます。
- 事前予約をすることで、外来の待ち時間が短くなります。
- 診療情報提供により、検査を重複する必要がなく、心身や医療費の負担が少なくてすみます。
- 急性期病院の治療が終われば、地域の医療機関(かかりつけ医)で医療を受けることができます。
- かかりつけ医には、市民病院と連携している「登録医」があります。
診療所の役割、メリット
- 地域住民のかかりつけ医として担当する。
- 在宅医療、居宅介護などのプライマリーケア機能を担当し、患者さんに密着して医療の提供拠点となる。
- 新潟市民病院の施設・設備を共有化および支援により、質の高い医療の提供が可能になる。